12詩29

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ある日記を読んでたらこんな詩をみつけました。

私は子どもを産んでかなり自分の中で“命”や“生きること”について考えがかわりました。

命が大切とか当たり前に感じていたけど、出産をきにその重みに気づきました。成長するさまも驚かされるばかりで、もちろんイライラすることも心配させられることも多々あるけど確実に自分も成長していると感じています。

今月の話ですが、トイレで出産してそこの窓から赤ちゃんを投げ捨てるとか、民家の軒下に臍の緒のついた赤ちゃんを置き去りという事件がありました。

私は心からさゅとあえてよかったと思うし、この詩をよんで近くにいたさゅを抱きしめていました。

今年の最後に夫婦で泣かされてしまいました。
皆さんはどんなことを感じるでしょうか。
私はぜひ中高生の授業でとりあげてほしいなと思いました。

少し長いですが心に響くので読んでみてください。

以下、原文
—————————-

天国へ行くまでに



「ねぇ、神さま…
僕を”あの人”のところに
生かせて。」

神さまは
「なぜ”あの人”の
ところなんだい?」
と聞きました。
すると男の子は

「だってあの人とっても
幸せそうでしょ?
僕もあの人の所なら幸せに
なれると思うんだ!!」

神さまは優しい笑みを
浮かべながら頷き

「よかろう。
では頑張るんだよ。」
と言うと男の子の
頭をポンっとなで、
小さな光に変え”あの人”
の元に宿らせました。

「わぁ…温かい…
それにすごいや………
ママの気持ちが伝わるよ…
ママ今幸せなんだね…
ママ………」

男の子は幸せな気持ちで
嬉しそうに眠って
しまいました。

それから毎日男の子は
ママが笑えば一緒に笑い
ママが怒れば一緒に怒り
ママが悲しんでいる時は
不安と悲しみで涙を流し…

月日が経つにつれて
男の子は早くママに
会いたいと思うように
なりました。

「ママはどんな顔を
しているのかな縲・
僕の事好きになって
くれるかなぁ…」

男の子は嬉しそうに
ママに話しかけます。
毎日話しかけ続け、
自分の存在を早く
知ってほしいと
願い続けていました。

そんなある日…
ママは男の子の存在に
気がつきました。

「うそ…マジで……
どうしよぅ………」

ママは沢山の涙を流し、
何度も何度も検査薬を
見直します。
ただただ頭の中で
“どうしよう”
その言葉だけがグルグル
しています。

次の日ママは意を決して
パパに電話しました。
パパからの答えは

「堕ろしてくれ」

その一言でした。
ママのお母さんも
同じです。

「まだ今なら大丈夫よ!!
明日一緒に病院に
行きましょう!!
今のあんたが産んでも
育てる事はできない。
手術のお金は家で
出すから。
明日病院に行くわよ…」

ママは沢山の涙を
こぼしながら
自分がした事に後悔
しかできませんでした。

部屋に戻りお腹を触り…
「ごめんね……」
それしか言葉が
出ませんでした。

男の子は全て
聞いていました。
ママの困った声に、
パパのまだ若いから
という言葉…
全て耳を澄まして
自分の存在を
知ってもらった時の
話を聞いていたのです。

「…ママ泣いてる……
病院?殺す??
僕は生きていたら
ダメなの??」

考えれば考えるほど
悲しくなりママと一緒に
沢山沢山泣きました。
男の子の泣き声は
誰にも聞こえません。
神さまだけにしか
聞こえていません。

「どうしたんだい?
そんな大きな声で泣いて」

神さまが少し悲しそうな
顔をして聞きました。

男の子は
「僕は…僕は……
産まれる事が
できないみたいなんだ…
でも産まれることが
できなくってもママの
お腹の中に来れたって
だけで幸せだよ。
明日病院って所に
行くんだって…
神さま…僕…
どーなるのかな……」

男の子は自分が産まれる
事ができないことを
理解していました。
神さまは悲しそうな顔で
男の子を見ていました。

「でもね!僕ママのこと
大好きだよ!!」

神さまは
「そうかそうか…
今日はもう寝なさい。
また来るからね。」

そう言いながら
男の子の頭を優しく、
とても愛おしそうに
なで、眠らせました。

神さまは男の子に
産まれてきて
ママとパパに抱かれる
幸せな夢を見させました。
とても温かく、
幸せな夢。
明日のことなど嘘だと
信じたくなるような
とても幸せな夢…

日が昇りママとママの
お母さんは一緒に病院へ
やって来ました。

手術の日までの間ママは
男の子に沢山話を
してくれました。
将来の夢のこと、
これからしたいこと、
どれだけパパのことが
好きだったか……

男の子は毎日嬉しそうに
話を聞いていました。

「ずっとこのままで
いたいな…」
男の子は夜が来るたびに
そう呟いていました。

手術の日。

ママは男の子に
何度も何度も
「ごめんね…」
と謝りました。

洋服を着替え、
看護婦さんと一緒に
長い廊下を。
真っ白な廊下を歩いて
いきました。

ママと一緒にいられる
最後の時間。
そう思うと男の子は
涙がボトボト
こぼれてきました。

「もうお別れなんだね…
ママ…」

手術は全身麻酔で
行われました。
麻酔をかけられると
すぐに眠ってしまいます。
子宮口をヘガールという
器具で開け、
胎盤鉗子で胎児と
付属物を取り除き、
最後にキューレットという
おさじのようなもので
子宮内膜を掻き出します。

所要時間10分縲怩Q0分…

その間男の子は何も
言うことはできません。
ママの痛みを少しでも
和らげようとバラバラに
されても泣くことも
できません。

男の子が外に
出される前に神さまは
男の子のところへ来て
「今ならまだ戻れるから
違う人のところへ
行こう。」
と言ってくれました。

男の子は笑いながら
「ダメだよ!!それじゃあ
ママがかわいそうでしょ?
僕がママにできることは
少しでも痛くないように
僕が我慢すること
なんだから!!
僕がいなくなったら
ママは何のために
痛い思いしなきゃ
いけないの?」

「それに、僕はママの
ことが大好きだから
違う人のところなんて
行けないよ。
最後までママの子供で
いたいんだ。
神さまありがとう。」

そう言うと男の子は
無理やり外に
出されていきました。

初めて見た顔は
知らない男の人でした。
冷たい器具を持った、
笑顔のない顔…

初めて触れたものは
医療器具でした。

初めて外で寝かせて
もらった所は冷たい鉄の
入れ物でした。

男の子の体はお腹の中に
いた幸せな気持ちを
思い出しながら
ママにさよならを告げて
天国に行きました。

数年後男の子のママは
本当のママになり
幸せな暮らしを
しています。
でもあのときの
男の子はもう二度と
帰ってきません。
ママのために痛みを堪え
ママの幸せだけを
考え天国に
行ってしまったから。



幸せに産まれてくる子供と
親の都合で
取り出された子供…

望まない子供を
作らないためには
避妊をするだけ。

お願い…これ以上
お腹の子供を殺さないで…

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